WEBクリエイターボックス & バンクーバーのうぇぶ屋『私達はこうして海外で生きてきた。』対談セミナー

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僕もよく読ませて頂いている、クリエイター界隈ではかなり著名なブログを運営なさっているお二人の対談セミナーということで参加してきました。

対談されるのはWEBクリエイターボックスのManaさん(@chibimana)と、バンクーバーのうぇぶ屋のSennaさん(@onepercentdsgn)。

というわけで、忘れないうちにブログに感想などをまとめておきたいと思います。すべては網羅できないので掻い摘んで。それと内容に間違いがあったらごめんなさい。

海外の話

一言に海外と言っても世界は広く、国によって文化も違えば、言葉が違うことも多々あります。お二人はいずれもカナダのバンクーバーという都市を共通点としているため、バンクーバーでの生活や就職に関する内容が主でした。

海外で働くきっかけ、経緯

そもそも、海外へ渡り、そこでクリエイターとして働こう!と思ったきっかけや経緯はどのようなものだったのか。お二人のこれまでの人生遍歴を軸に話されていました。

日本のWEB制作会社勤務を経てのセナさんと、渡加後に現地の専門学校でWEB制作スキル学んだマナさん、という意味で、お二人は曰く全く異なるステップでここに至っているそうです。

いずれもワーキングホリデーという制度での渡加であるものの、とりわけ、マナさんに至ってはバンクーバー以外でも、オーストラリアやイギリスでの就業経験もあるということでそちらの話も少し言及されていました。

比較してみても、とにかくバンクーバーは住みやすい、とのこと。ビザの取得であったり、クリエイターという職に関しても。

バンクーバーという都市

良い点として、『日本との時差』を挙げられていました。バンクーバーでの終業時間がちょうど日本の始業時間と重なるそうです。つまり、日本と連携した仕事が繋がりで行える、とのこと。

また、時差についてはそこから南へ行ったところにあるカリフォルニア州や、シリコンバレーともほぼ時差がないため、そういう意味でも仕事がし易い環境だそうです。あとはヒトが優しく、少し離れると恋しくなるのだとか。

英語スキルについて

そもそもどれくらいの英語が話せたら現地での就職ができるのか。また、どのような英語勉強法が良いのか。

どれくらいの英語、という具体的な話ではなかったのだけど、勉強法については、何事にもあてはまると前置きした上で「楽しむこと」と言われていました。自分の好きなことを"英語で"やってみたり。漫画読むとか、料理するとか。

留学費用について

ここは留学プランによって千差万別であり、家賃の相場とかはある程度ありそうだけど、学校に通うのか、どんな学校に通うのかなどにもよりけり。驚いたのは、同じ学校(私立)でも現地人と外国人とでは学費が異なることも往々にしてあるということ。

ブログの話

お二人の共通点として、人気ブログを運営している、ということが挙げられます。おそらく、このセミナーに参加していたほとんどの方はそのブログの読者であるはずだし、ある意味でファン、だと思います。

そんなお二人、ブログを「セルフ・ブランディング」と表現されていました。それと、ブログを運営する=記事を書く。すなわち、どんどん新しいことを学ばなければ記事が書けない、よって、自分自身が勉強を続ける機会でもあるのだとか。

また、ブログを通しての交流、それこそ仕事の依頼(雑誌記事の執筆など)が来ることもあるそう。特に、交流という意味では海外からお声が掛かったりすることもあり、それはWEBならではだな、と。

クリエイター事例紹介

実際に海外(特にカナダだったのかな)で働くクリエイターの紹介でした。職種的にはIT系、デザイナーのみならずエンジニアも含む感じ。エンジニア寄りの自分としてはわりと「おお」という。

それから現地の専門学校についても映像を交えて紹介されていました。まだまだ設立されたばかりの小さな専門学校とのことだったけど、「Positive Atmosphere」と言っていた通り、温かな感じが伝わってきました。

感想とかとか

今までほとんど考えたことがなかった海外で働くということについて様々お話が聞けたことはとても良かったです。その上で、英語もだけど、技術的なスキルもまだまだだな、と。

外国で働くということ

考えてみれば、社内公用語は英語だし、一緒に働いているメンバーの外国人率もそこそこ高いし、環境的には他の日本企業より外国に近い。けど、あまり意識していなかったな、という感じ。きっと、新卒で初めて就職した会社だからそれが普通になってる。

ただ、改めて考えると、弊社にいる外国人メンバーは「日本という外国」で生活し、就職しているわけです。つまり、セナさんマナさんの立場により近い。好きな日本食は?って聞くことはあっても、日本という都市は働きやすい?とはあまり聞いてこなかったな。

「日本人は時間を守らない」

これは今回一番印象的で、おもしろいなって思った言葉。最初は「えっ?意外!」って思ったけど、本意は違っていて、「日本人は始業時間は守るのに、終業時間は守らない」とのこと。これはマナさんのイギリスでの残業の話と絡めて紹介されていました。

前日にやむを得ず一時間程度の残業をしたら、翌日同僚からすごく心配され、「今日休んでもよかったのに!」とまで笑

残業を100%悪い!と言うつもりはないけれど、残業をしなくても時間内にきっちり仕事を終わらせられる能力を身に付けたいな、と思いました。そうすれば、自分自身の更なるスキルアップやリフレッシュできる時間を取れて、良いルーティンが築けそう。

最後に

僕はセミナーのみの参加だったため(後に懇親会と留学相談会があった)、後列座席での参加だったのだけど、前で話されるお二人が同じ高さだったため、なんだかラジオを聴いているような感じでした笑 できれば一段二段高い位置や高い椅子だったら良かったな、と。

そして何より、ヒトの話を聞くのはやはり刺激が大きいです。家で妄想にふけるのも大切だけど、一歩踏み出す勇気的なそれも大切。また更にお二人のブログを読むのが楽しみになりました。