実は、社内の公用語が英語である会社に勤めているのですが、そこで過ごすこと約4年、それなりに英語を使う機会も増えている中で、とにかくよく遭遇するフレーズを集めてみました。口頭、文面問わずです。
ちなみに、移行期間を経て英語化した当初、「重要なので日本語で失礼します。」というフレーズが社内で流行しているなどという噂が世間に出たけど、実際には全然でした。
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プレゼンで使われる頻出フレーズ
As you know / As you may know
とにかく、プレゼンの際に便利なフレーズで、「ご存知の通り」、「いや、知ってるかもしれないけどさ」という聞き手を立てるようなテイストがいかにも日本人らしい。
個人的には「As」とかで始まる文章を作れるのってかっこいい!と感じます。ちなみに、これの類似系として、プレゼンで図表を用いた時のAs you can seeも頻出です。
I'd like to ---
プレゼンの冒頭や、何かの説明の走りの一文でよく用いられます。たぶん、ニュアンス的には「これから〜〜します!」くらいの感じです。
I want to ---だとちょっと欲望感が出てしまうイメージがあるので、それより弱い宣言みたいな感覚です。後に続く頻出動詞はI'd like to share ---です。
Please contact us / Please let me know
プレゼンの終盤などで、「何か質問あったら聞いて!(連絡して!)」といったことを言う時に使います。特にIf you have any question, please contact us.といったセンテンスが定番です。
時々、もう少し丁寧にPlease feel free to contact us.となる場合もあります。またはPlease don't hesitate to contact us.など。
That's all / That's it
プレゼンの最後に決まり文句のように使われているフレーズだけど、よくよく考えたら日本語で「以上!」って言う人はあまりいない気がします。
また、英語スピーキングレッスンの先生曰く、Thank you for listening.のほうがいいそう。むしろ、レッスンの時に意見言ってThat's all.で締めると怒られる。
メールで使われる頻出フレーズ
To whom it may concern
メールの一文目に使われるフレーズ。むしろそこ以外で見たことはないです。関係者各位という意味。
最初、concernという単語の意味を「心配する」という意味で覚えていたから(実際には「心配させる」)、メールの冒頭でいきなり「心配してる人達みんなへ!」って何...?って思ってました。
ちなみに、何故か僕はこの表現を使ったことはありません。
--- san
便利?ではないかもだけど。
敬語表現は存在しない英語で敬称を付ける時、Mr.---とかMs.---を付けるって習ったのだけど、そういえば業務でそれを使うことはほとんどないな、と。
口頭で英語を使う時も、文面で使う時も、Suzuki-sanとかになる。もしかしたら日本人にとってMrはミスターなのかもしれない。長嶋さんのイメージ。
Thank you for your cooperation
「ご協力ありがとうございます。」とか「ご協力よろしくお願いします。」といった感じでしょうか。
これも最初勘違いだったのだけど、corporationだと思っていて、「あなたの会社にありがとう。」という、同じ会社の人なのになんて意味のわからないことを!って思っていました笑
Best Regards,
メールの最後、署名の直前くらいに書くフレーズ。日本語にすると何になるんだろう...敬具?
人によって、単にBestだけだったり、逆にRegardsだけだったりといった表記ゆれ?はありますが、英語メールだと多くの場合これが付与されます。
その他、よく聞く頻出フレーズ
Not only --- but also ---
TOEICで、not only --- ___ also ---となっていたら空所は確実にbutになるほど、そちらでも頻出な構文です。ラッキー問題。
「キリンさんが好きです。でもゾウさんのほうがもっと好きです。」に代表されるように、日本人は「〜〜だけではなく、〜〜も」といった表現が大好きな気がします。なので、頻出。
Have you ever been to ---?
学生時代に習った定番の疑問文センテンスですが、業務でというよりも、雑談をする時によく出ます。「〜〜行ったことある?」って便利なきっかけセンテンス。
なんかeverとかjustとか入ってると英語できるっぽく聴こえるのは僕だけでしょうか。
というわけで代表的(だと思う)10個を紹介しました!
同じようなフレーズを連発し過ぎるのはあまり...な気はしますが、なんだかんだで使われがちなフレーズはありますよね。
ちなみに、公用語英語とは
如何にも英語使用を強制されているような、普段の日常会話まで英語でやらなければならないような印象を受けがちだけど、あくまで公用語です。
例えば、日本の公用語(母国語)は日本語だけど、そこに住む人々が使っている言語が必ずしも日本語でなければならないわけではないのと同じように、公共的な場で用いられるのが日本語ってだけ。
確かに英語を理解できない(使えない)と困る場面は出てくる(だからこそ勉強もするし、TOEICも受ける)けれど、日本語を使うの絶対禁止とかではないです。誤解されがちなので。。
でも、英語話せたらかっこいいし、色んな国の人と話せるのっていいよね。