CREATE NOW "Best of MAX"

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IllustratorやPhotoshopなどのソフトウェアで有名なAdobe Systems社が主催するイベントに参加してきました。

CREATE NOW "Best of MAX"

日常の業務で頻繁にその製品やツールを使っているわけではないけれど(FlashやPDFの閲覧とかで無意識的に使っているが)、以前、特に大学時代はIllustratorやDreamweaver、Premiereにお世話になっていました。

2012年からはそれらのソフトがCreative Cloudという形での提供となり、個人的にはより一層敷居が高くなっちゃったかな...とも。

クリエイティブ系の職種ではない自分が参加した理由

そもそも僕はWEB制作の現場にいるとはいえ、エンジニアでありプロデューサーでもあるものの、コーダーでなければ、ましてデザイナーでもありません。強いて言えば、どちらかというとフロントエンドの開発を担当することが多い、ってことくらい。

"それでも"、というか、"だからこそ"、開発側にいる人間だからこそ、コラボレーションすべき人々(つまりクリエイティブ側)のことを知るべきではなかろうかと。

...とまぁこう書くと偉そうだけど、単に興味関心が強いからです。フロントエンドのもっと上流過程にもね。

Webサイト制作/アプリ開発におけるIllustratorを使ったワークフロー

僕はIllustratorを大学時代から使っていて、サークルのイベントの広告だとか、教育実習の時の教材となるグラフ(数学)、WEBサイトのワイヤーを作るのに使っていたのだけど、Webサイト制作のプロの世界では一体どのような使われ方をしているのか。

セッションレベルも"初級"とのことだったので、これに参加したくて今回六本木まで足を運んだと言っても過言ではありません。講演者は株式会社Gunosyのデザイナー・森浩明さん。

Adobe Pinch Im

冒頭に紹介されたAdobe Pinch Inという入門サイト。僕は知らなかったので今度覗いてみようと思います。これがかなりよくできているらしく、いきなり「ご清聴ありがとうございました」というスライドが飛び出しました笑

それは冗談として、次はIllustratorのよさについてのお話でした。メモしてなかったから正確な内容はわからないのだけど、複数のアートボード?を管理できるとか、解像度別の書き出し?とかそういうところだったような気がします。

JavaScriptでのアセット自動書き出し

Gunosyのアプリで使われているアイコンを用いたアセット書き出しデモ。iOSで3種類、Androidで4種類の異なるサイズの画像を書き出す作業をJSを用いて自動化しているというお話。

そもそもIllustratorやPhotoshopでそういったScriptを走らせることができるってのを知らなかった...常識...?

最後はGithubのススメ

エンジニア界隈ではGitはお馴染みのツールだけど(そもそもCVSやSVNというバージョン管理を経ているから)、最近はCSSとかも複雑になりつつあるから制作系にも利便性高い!

元々はソースコードの履歴を管理するものだけど、画像などでも使えるし、何より変更点を見たり、IssueやWiki、Commentでコミュニケーションが図れるから技術者のそれにも積極的に参加すべき!と。

CSSコーディングも怖くない。そうBracketsならね

Bracketsはエディターのひとつらしいです。先日ちょうど「WEBサイト制作におけるコーディングツール遍歴」という記事を書いたばかりだったので参加してみました。

数多存在するテキストエディター

ただメモを取るだけのものから、コード補完やハイライトをしてくれるコードエディターまで幅広いけど、講演者の岡本さん曰く、Sublimeは人気(納得)。

そんな中から今回紹介されたBracketsはHTMLやCSSのコーディングを支援する機能と、ブラウザ連動型のライブプレビューがウリのようでした。

リアルタイムで反映されるライブプレビュー

コードを書き進めると、横や後ろに置いたウィンドウのブラウザが自動で書き換わっていく。デモではbackground-colorを変えていたのだけど、カラーピッカー機能も備えているので、いちいち変えて保存して更新して...ってやらなくていいのはいいかもしれない。

HTMLを補完してくれるEmmetについてはSublimeでも確かあった気がするので省略します。(ライブプレビューもあるのかな?)

PSDファイルからアセットやCSSを抽出

普段PSDファイルを扱わないのだけど、これはデザイナーさんやコーダーさんにとって嬉しい機能なのかな。デモでは、PSDファイルとして納品された長ーい利用規約からテキスト情報を抽出し、HTMLに反映するということをやっていました。

Bracketsにできて、Sublimeにできないことがあるのかもだけど、仕事上HTMLをいちから書くことは然程ないので本格的な導入は一旦見送りかな、と。

でも最近のエディターってすごいわ...!


というわけで、2つのセッションだけですが、クリエイティブ系じゃない僕がクリエイティブ系のイベントに参加してきた話でした。それでは。