【ポケモン】国際孵化とひかるおまもりで色違いゴースを3体孵化させた話

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サンムーン(第七世代)での「国際孵化×ひかるおまもり」による色違い孵化についてはこちら

ゲームでは第二世代(金・銀・クリスタル)から出現するようになった、通常とは異なる色をまとった、通称「色違いポケモン」ですが、普通に本編をクリアしただけで捕まえられるほど容易なものではありません。

今回はそんな色違いポケモンを、育て屋さんにポケモンを二体預けることによって産まれるタマゴからゲットしてみようというお話。ちなみに、公式名は「ひかるポケモン」らしい。

今回のターゲット

冒頭の写真からも分かるように今回のターゲットは、第一世代から長らくその歴史に名を残すゲンガーの進化前ゴースです。

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色違いのゲンガーと言えば

余談ですが、ポケモン映画『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』に登場する(らしい)ジャービスというキャラが色違いゲンガー使いらしいです。

そんなわけで、セブン-イレブンのセブンスポットで、そんなジャービスの色違いゲンガーが配布されていました。ちなみに、僕もせっせとセブンスポットに通い、YとASそれぞれ一体ずつゲットしてきました。

育て屋に預ける親ポケモン

今回は色違いのみならず、個体値にもある程度拘ってみようということで、以下の二体を親ポケモンとして預けます。

ゲンガー

  • 性 格: おくびょう
  • 特 性: ふゆう
  • 持ち物: かわらずのいし
  • 個体値: A抜け5V
  • 備 考: 遺伝技の「ほろびのうた」を覚えている

メタモン

  • 性 格: なまいき
  • 特 性: じゅうなん
  • 持ち物: あかいいいと
  • 個体値: 6V
  • 備 考: 海外産
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タマゴ発見と孵化までの効率UP

色違いポケモンを孵化させるのは時間との戦いにもなるため、可能な限りの効率化を図る必要があります。(必須じゃないけど、普通にやると時間がいくらあっても足りない)

道具

以前、【ポケモン】オーキド博士との約束を二十年越しに果たした話で、全国図鑑を集めきった際にもらった二つの道具が活躍します。

  • まるいおまもり: タマゴ発見までの効率アップ
  • ひかるおまもり: 色違い孵化の確率アップ(※説明後述)
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手持ち

特性が「ほのおのからだ」または「マグマのよろい」を持つポケモンを一体手持ちに入れておきます(タマゴ孵化速度2倍)。タマゴだけの手持ちにはできないこともあるので、戦闘可能ポケモンはこの一体です。

下の画像のウルガモスがそれです。

Oパワー(タマゴふかパワー)

3分間、タマゴが孵化するまでの速度が上がります。(Lv.3で2倍)

3DSとソフトが2つずつあれば、相互に送り合い続けることができるらしいのだけど、僕は手元に3DSひとつしかないのでOパワーはおまけ程度に使っていました。

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色違いが産まれる確率

ゲームに初めて色違いが登場した第二世代から第五世代までと、第六世代とでは色違いが産まれる確率が異なる(第六のほうが2倍出やすい)ようなので、今回は第六世代での話に特化します。

色違いポケモンの出現確率

これは一般に「1/4096」と言われています。つまり、4096回野生ポケモンと戦って(または4096個のタマゴを孵化させて)、1回色違いが出ればラッキー、ということ。(あくまで確率ですが)

計算式としてはかなりややこしい上、ゲームの画面上には登場しない、いわば裏パラメータ的なものを用いるのですが、簡易的にはSV(ShinyValue)という通称を用いて説明されるようです。ただ、ここでは備忘録的にその計算式を書いておくことにします。

色違い判定に使われるパラメータ値

以下のパラメータは表IDを除き、ゲーム上では見えないものですが、それぞれが00000~65535の65536通りの値を取り得るものとされています。

表IDトレーナーカードで見えるトレーナーID
裏IDゲーム上は見えない裏のトレーナーID
性格値の上位4桁ポケモンの性格値(16進数8桁)の上位4桁
性格値の下位4桁ポケモンの性格値(16進数8桁)の下位4桁

色違い判定に使われる計算式

上記4つのパラメータを2進数に変換し、それぞれの排他的論理和(xor)を取り、さらにそれらの排他的論理和を10進数に変換した値が15以下であれば色違いとなります。

((表ID) xor (裏ID)) xor ((性格値上4桁) xor (性格値下4桁)) ≦ 15(10進数)

10進数の15以下を2進数にすると、値の範囲は「0000000000000000〜0000000000001111」となるので、頭から数えて12個がすべて0の時が色違いです。つまり、

(1/2)^12 = 1/4096

ということです。ちなみに、第五世代まではこの「15」という10進数の部分が「7」だったため、(1/2)^13 = 8192となるので、第六世代のほうが2倍出やすいことになります。

SV(ShinyValue)について

先述したSV(通称)についてですが、これにはトレーナーのSV(TSV)と、ポケモンのSV(PSV)があるとされ、それらの一致により色違いが産まれると言われています。4096通りずつあることから1/4096という説明になります。

国際孵化とひかるおまもり

色違いポケモンが産まれるかどうかの判定式は上記の通りですが、この時の判定の試行回数(野生ポケモンとの遭遇時やタマゴの発見時など)を増やす方法が「国際孵化」と「ひかるおまもり」です。

国際孵化

自分が使っているポケモンのゲームソフトが日本版とすると、そこで産まれた(捕まえた)ポケモンと、日本以外で発売されたゲームソフトで産まれた(捕まえた)ポケモンを親ポケモンとすると、この色違い判定の試行回数が増えるとされています。

具体的には、その判定の試行回数に5加えるもの、であるため、1/4096は6/4096 ≒ 1/683となります。

ひかるおまもり

全国図鑑を完成させることによってもらえる「ひかるおまもり」も試行回数に2加えるものであり、持っているだけで3/4096 ≒ 1/1365となります。

国際孵化×ひかるおまもり

(議論の分かれるところのようですが、)国際孵化とひかるおまもりの効果は組み合わせが可能であるため、今回は海外産メタモンを用いているというわけです。これにより、8/4096 = 1/512となります。

つまり、本来4096個のタマゴを孵化させて1回、という確率が、512個で1回、という確率になったわけです。無論、あくまで確率、です。

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上記の条件下で色違いゴースを粘った結果

3体の色違いゴースが産まれました

と書くとかなり聞こえはいいですが、後述するようにかなりのタマゴを孵化させています。それでも上述した確率よりははるかにラッキーだったかと思います。

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孵化させたタマゴの数: 352個

確率的には、1/512なので、1536個のタマゴを孵化させてようやく3体、、となってもいいレベルなのですが、運良く350個程度で済みました。とはいえ、以下のように二体目が出るまでがなかなかきつかった。。

  • 一体目が産まれるまで: 11孵化目
  • 二体目が産まれるまで: 310孵化目
  • 三体目が産まれるまで: 28孵化目

352体の個体値分布

親ポケモンとして、A抜け5Vゲンガーと、6Vメタモン(あかいいいと持ち)を使ったので4V以上は確定なのですが、352体の個体値は以下のようになりました。

  • 6V: 5体
  • 5V: 201体
  • 4V: 146体

なお、いわゆる理想個体と呼ばれる(?)、A抜け(A0)5Vゴースはわずか一体でした。考えてみれば、親はどちらもA0じゃないので6Vよりも産まれづらいのかな、と。ちなみに、色違いは5V二体と4V一体でした。

さいごに...

全国図鑑を完成させてからだいぶ間が空きましたが、ようやく「ひかるおまもり」の恩恵に与ることができました。(それでもテレビ観ながらとかだいぶ粘りは必要)

世間ではPokemonGOの日本リリースが待たれていますが、それと同じレベルで秋発売のサン・ムーンが楽しみですね。予約も始まっているようです。